石灰沈着性腱板炎

2015.11.11 | Category: 四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)

 
 

四十肩・五十肩 石灰沈着性腱板炎

 

肩関節周囲の軟部組織が退行性変性をきたし発症する肩関節周囲炎。いわゆる四十肩五十肩

今回は四十肩五十肩の一つに含まれる石灰沈着性腱板炎について書いていこうと思います。

 

※肩関節の特徴や、肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)の定義・病態・種類などは過去のトピックスをご覧下さい。

   肩関節の特徴 ⇒ 四十肩・五十肩 肩関節とは?

   四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)の定義・特徴 ⇒ 四十肩・五十肩 病態と種類

 

 

 

 

石灰化とは?

 

まず身体の組織に石灰が沈着するとはどういうことなのか?というと、身体は血液中・細胞内には一定量のカルシウムが必要で、多ければ排出され、足りなければ骨から補充され、濃度を一定に保つようになっています

 

そもそも血液中・細胞内のカルシウムは細胞の働きや神経反応など生命維持に欠かせない機能を担っており、生きるために必要不可欠な要素です。

 

この血中・細胞内カルシウムが不足すると、骨からカルシウムを補充し、濃度の安定化を図ろうとするのですが、これが骨の代謝バランスを崩すことになり、逆に血液中のカルシウム濃度が上がってしまい(カルシウムパラドクス)、体外へ排出されないカルシウムは組織へ沈着してしまうことがあります。

 

ホルモンで調整されているため、ホルモン自体が分泌減少したりすることによっても起こり、骨粗鬆症を引き起こす原因にもなります。

 

骨粗鬆症の方はカルシウム不足であるのに、血液検査では血中カルシウム濃度が高くなってしまうのは、このカルシウムパラドクスが関係します。

 

それ以外でもカルシウムは腸で吸収されますが、消化機能が低下している状態だと、吸収率が悪くなるため、内臓疲労の有無も影響してきます。

 

また、負荷のかかりやすい部位(股関節・足関節などの荷重関節)や、使用頻度が高く疲労を起こしやすい部位(肩腱板・手関節など)では循環障害が起きやすく、滞りが生じた結果、カルシウム沈着が発生することが多いです。

それを身体が異物と判断して炎症を起こすことで、激しい痛みが発生します。

 

特に肩関節に沈着した際は寝れないほど痛むこともあり、非常に苦痛となります。

 

 

 

 

石灰沈着性腱板炎

 

 

石灰沈着性腱板炎とは、主に肩関節の棘上筋停止部付近に好発し、40代~60代女性に多いといわれる疾患です。

急発症し夜も寝れないほどの激痛を伴うことが多く、物を持つ・後ろに手を回すなどちょっとした動作がきっかけで痛みが増してくるケースが多いのが特徴です。

 

ただ、石灰化していても無症状のことがあります。

 

肩関節石灰化これは、棘上筋腱停止部付近が腱板の構造上弱く、石灰化しやすいとされていますが、この石灰が腱板と肩峰の間で緩衝作用を司る肩峰下滑液包内に流れてしまうことで、炎症を伴った激痛が起こるとされています。(右図参照)

 

この際、肩峰下滑液包は炎症により、腫れ熱感を伴い、皮膚が発赤します。また、水が溜まった様に浮腫むように腫れることもあります。

 

このような場合は、腕をどんな状態にしても痛みがつよく、安静時痛もあり勿論動かすことができない状態になってしまうため、応急処置として三角巾などで腕を吊って処置をし、整形外科を受診してもらうようにします。

 

通常であれば、2~3ヶ月で落ち着きますが、この間に肩を動かさないことにより、他の組織が癒着を起こすため痛みのない範囲で肩を動かしたりしてリハビリをするなどの予防が必要です。

 

発症の背景には、循環不全による老廃物(カルシウムなど)が留まりやすい状態、いわゆる「こり」が慢性的にある場合に多く発症しやすく、「こり」による循環不全によるカルシウム沈着筋関節制限がバックホーンにありちょっとした動作で痛めて発症するパターンなどが代表的です。

 

石灰化  石灰化2

   石灰化した肩関節の2例)

 

 

 

 

予防

 

 

予防法としては、有酸素運動など全身循環アップや、肩関節を保護する肩腱板(ローテーターカフ)の強化、体操・ストレッチによる筋・関節制限緩和などが代表的です。

 

肩こりは自覚症状があまりない方も多いです。「痛み」が出てから「こり」とそれによる「制限」に気づくことも多々ありますが、痛みが出てからでは治るまで時間がかかるパターンが多いです。

特にスマホが普及した現代社会では、姿勢が悪くなりやすく、肩が内側に入ってしまい肩関節に制限が出やすいので、しっかりとケアをすることで予防につとめてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

                     

 

 

 

もみの木整骨院仙台鈎取店では、肩の検査法を行って状態を診てから施術・説明にあたるようつとめていますので、肩の痛みや違和感などがある場合は気軽にお問い合わせください

 

の痛み以外でも、むちうちをはじめとした交通事故治療や、腰痛膝痛身体の歪みなど様々な身体の悩みは、仙台市太白区仙台南インター近くにありますイオンスーパーセンター鈎取店2Fもみの木整骨院仙台鈎取店までご相談下さい!

当院へのアクセス情報

所在地〒982-0805 宮城県仙台市太白区鈎取本町1-21-1
イオンスーパーセンター鈎取店2F
駐車場イオンの駐車場をご利用下さい(多数あり)
予約お電話でのご予約が可能です
電話番号022-243-2523
休診日なし


イオンスーパーセンター 鈎取店 館内マップ