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偏平足

2014.09.12 | Category: 疾患・症例解説

 
 

偏平足の原因と特徴

 

偏平足とは?

足の裏には縦と横方向にアーチがあり、一般的に「土踏まず」と呼ばれます。
それぞれが歩き出す際のバネになったり、衝撃を吸収するクッションの役割を担い、運動バランスの調整および筋肉や神経を保護しています。
このアーチが乱れ、平べったく凹凸のない状態になったことを「偏平足」といいます。また、一見アーチがしっかりあるように見えても、歩行時にアーチが下がってしまい土踏まずが付くような場合を「隠れ偏平足」といいます。

 

足図

 

偏平足の原因・症状

先天的な骨の形成異常も原因の一つとしてあげられますが、多くはアーチを支える筋力の低下、肥満による負担の増加、靭帯の緩みによって現れます。足関節が過去の捻挫で緩んでいる、膝や股関節を庇って動いている、など患部以外のケガが原因となることも多いです。
自覚症状としては、歩行時に疲れやすい・つまずきやすい・関節の痛みなどが起きやすいです。
偏平足は不良姿勢を招き、膝や腰の痛みへつながることが多いので、不安な場合は専門家に診てもらうことをお勧めします。

 

偏平足のチェック方法

自覚症状での判断以外に、自分で行える簡単なチェック方法を2つ紹介します。ともに立位で荷重のかかった状態でみます。

 

①舟状骨をみる方法

足の親指側のくるぶしのすぐ下に少し出っ張った骨の「舟状骨」があります。この骨が土踏まずを形成する骨の高さの頂点になります。
この骨の位置が床に近すぎたり出っ張りすぎている場合は偏平足の疑いがあります。
スポーツをされている方の中には、足底の筋肉が発達して土踏まずの形成がみられない場合がありますが、冷静に骨の位置を見極めることが重要です。

 

 

②アキレス腱をみるみる方法

この方法は一人では難しいので、家族や友人に協力してもらいましょう。
ふくらはぎの筋肉である下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋)はアキレス腱となり踵へまっすぐ付着します。このアキレス腱が、筋力の低下や荷重の増加・運動による衝撃の増加などにより、アーチが乱れ踵が外側へと傾き、アキレス腱が「く」の字に曲がっている場合も偏平足の疑いがあります。

 

この他、下記の症状に複数該当する方は注意が必要です。

 

□ 五秒以上片足で立てない

□ 歩いた後にスネの部分が痛くなりやすい

□ 歩行後にくるぶし内側が腫れることがある

□ 長時間の立位が非常につらい、足が疲れやすい

□ 足の指や足関節を動かした際に動く範囲が狭い

 

足関節横図

 

 

偏平足の予防と治療

偏平足は膝・股関節・足関節などのケガ・運動による筋肉のオーバーユースなどが背後にあり、そこを庇って起きている場合なども多く、その場合は偏平足のアーチ部分のみをみても効果は得られません。全体の軸に乱れがないかを確認し、今の全体の状態をみて適切な処置が必要になります。
また、仕事など日常生活動作も深く関係し、特に女性の場合はハイヒールなどが重心のズレを起こしやすいため、生活面を含めてトータルでの治療・ケアが必要になります。
マッサージやストレッチで筋肉の柔軟性を高めることも非常に重要です。特に、手で足の指の開閉などを行うストレッチは効果があります。その他、日常生活においてつま先立ちや地面を蹴って歩くことを心がけるだけで、足の指の筋肉が鍛えられるので偏平足の予防に効果があります。

 

                    
 

もみの木整骨院仙台鈎取店ではストレッチや運動療法・アーチサポートの効果があるテーピングや靴下で患部にアプローチを行い、腰部・股関節をはじめ全体バランスも調整して根本治療を行っていきます。スポーツでのパフォーマンスの安定にも大きく関与するので気になる点などありましたら、仙台市太白区仙台南インター近くにありますイオンスーパーセンター鈎取店2Fの、もみの木整骨院仙台鈎取店へ気軽にご相談下さい。
むちうちをはじめとした交通事故治療肩こり腰痛頭痛など、様々なお身体のお悩み・不調をサポートいたしますので是非ご来院下さい!

 

手根管症候群

2014.08.29 | Category: 疾患・症例解説

 
 

手根管症候群

 

手根管とは?手根管症候群とは?

手首の手のひら側にある骨と靭帯に囲まれた部位を手根管といいます。このトンネルの中を正中神経と9本の指を曲げる筋肉の腱が通っています。このトンネルの中で神経が慢性的な圧迫をうけて痺れ・痛み・運動障害を起こす病気が手根管症候群と呼ばれます。
手根管の中の神経を圧迫する要因としては、使い過ぎでおこる腱鞘炎による関節内圧の変化や靭帯の肥厚などによる変性のもの、浮腫み・腫瘤などがあります。
発生原因の多くは原因不明ですが、手首を酷使する人、妊娠・出産期・や更年期の女性に多くみられる疾患です。
背景にリウマチ・甲状腺機能亢進症・先端巨大症などの疾患があって二次的におこることもあります。

 

 

手根管症候群 症状

初期には示指・中指の痺れ・痛みがあらわれ、最終的には母指から環指(薬指)の半分に痺れが発生します。(母指、示指、中指、環指半分)
急性期には、この痺れ・痛みは明け方につよくおこり、痛みと痺れで目が覚めることもあります。これは就寝時には身体の水分を失わないために抗利尿ホルモンというで、血漿浸透圧が調整されて脱水を防ぐ処置がされます。要は就寝時は水分補給ができないため、おしっことして身体の水分を出さないようにして脱水を防止しているということです。この作用により、身体に水分を溜める=浮腫みとしてあらわれ、特に血管の細い・他組織により圧迫を受けやすく狭窄しやすい部位
に浮腫みは起きやすいです。
手根管症候群では手根管部に炎症や変性をきたし狭窄を起こしやすいので、浮腫みで圧迫をうけやすくなります。就寝時の夜中・明け方に症状がつよく出るのはこのためです。この際は、温める・手を振るなどで循環を良くして浮腫みをちらしてあげると楽になるのが特徴です。
酷くなると母指の付け根(母指球)が痩せて母指と示指でOKサインができなくなります。これは正中神経が司る領域の筋肉の運動が障害されてしまい、筋委縮をおこして発生します。

 

手根管症候群の診断・検査法

手根管症候群のテスト法として、代表的なのが「チネル徴候(サイン)」・「ファレンテスト」とよばれるテストがあります。

 

横手根靭帯   ファレンテスト

 

チネルサインとは、障害部位をハンマー(打腱器)や指でたたくと障害部位の神経支配領域に放散痛が生じることで確認する方法です。手根管症候群の場合は手のひら(横手根靭帯部)を叩くと、痛みが母指~中指の指先に響きます。

ファレンテストは両手関節を図右側のような肢位をとり10秒~30秒キープすると痺れ・痛みが増強するテスト方法です。

母指球の筋力低下・筋委縮がないかは視診で確認可能なので、左右差もみながら確認していきます。

また、筋電図をつかい正中神経の伝導速度を測定したり、腫瘤が疑われるものに関してはエコー・MRIなどで検査を行うことがあります。

 

手根管症候群 治療方法

主な治療方法としては、消炎鎮痛剤やビタミン剤の処方に併せて運動や仕事の軽減、シーネ固定などで安静にして経過をみることが多いようです。
難治性のものや母指球筋の痩せたもの、腫瘤によるものは手術による治療が行われます。

 

                              

 

手根管症候群をはじめ腱鞘炎・肩や腰の痛みなどお身体の不調は何でもご相談下さい。しっかりとした知識と経験のもとテスト法なども入れて身体の状態をみていき、必要な際は病院での検査をすすめたりもしますので、お身体の状態が気になる方は気軽にご来院下さい!
むちうちをはじめとした交通事故でのケガ肩こり腰痛頭痛など様々なお身体の不調は、仙台市太白区仙台南インター近くにありますイオンスーパーセンター鈎取店2Fの、もみの木整骨院仙台鈎取店までご相談下さい。

後縦靭帯骨化症(OPLL)

2014.08.18 | Category: 疾患・症例解説

 
 

後縦靭帯骨化症(OPLL)

 

先日、後縦靭帯骨化症(通称OPLL)の患者様が来院されました。今回はこの後縦靭帯骨化症について書いていこうと思います。

 

後縦靭帯骨化症とは?

人間の背骨、いわゆる脊柱は頚に7個、胸に12個、腰に5個、仙椎5個と尾骨3~5個が1つに癒合した仙骨尾骨に分類され、これらが連なって脊柱を形成しています。
椎骨とは基盤となる「椎体」、その後ろにそれぞれ場所によって少しずつ形は違うものの「椎弓」というアーチ状の骨が伸び、その前部に脊髄神経を通す「椎孔」という穴があります。この椎体を上下でつなぐ役割を担っているのが「後縦靭帯」と呼ばれる靭帯で、椎体の前方(腹側)をつなぐ靭帯を「前縦靭帯」といいます。また、後縦靭帯の後方には椎弓をつなぐ「黄色靭帯」が存在し、椎弓後方の棘突起間を結ぶ靭帯を「棘間靭帯」と呼びます。
この後縦靭帯にカルシウムが沈着・または肥大化し、骨のように硬くなってしまう病気が後縦靭帯骨化症(OPLL)といいます。
また、前縦靭帯・黄色靭帯も同様の理由で骨化を起こしやすく、遺伝も含め明確な原因も解明されていないため、国で難病指定されている疾患になります。
最近では東北楽天イーグルスの星野監督やソフトバンクの大隣選手が黄色靭帯骨化症にかかりニュースになりました。

 

椎間関節靭帯

 

後縦靭帯骨化症 特徴

前縦靭帯のみの骨化では、運動性の低下・阻害が起こるものの神経症状はみられないことが多いです。
しかし後縦靭帯の骨化では、動作の制限はもちろんなのですが、神経の通り道にある椎孔側にある靭帯なので骨化した場所によっては、神経が圧迫され痺れや運動障害(マヒ)、膀胱や直腸などの機能障害がおこる場合があります。
脊柱に広くついている靭帯ですが、傾向としては後縦靭帯では頚部に多くみられ、黄色靭帯は胸部に多くみられるようで、さらに複数合併することもあるそうです。
また、いくつかの椎間関節に連続してなったり、飛び飛びで分かれてなったりと骨化のタイプは個人で差がみられるようです。
その他、この疾患は40代以降の男性に多く(男:女=2:1)、統計では糖尿・肥満の方に多くみられ遺伝の確率も高いという特徴があり、さらに欧米よりもアジア圏と一部ヨーロッパ地方に多いことから環境的なものとの関連性も含めて様々な視点から研究が進められています。

 

後縦靭帯骨化症 症状

骨化が起き神経圧迫のおこる部位が、大元である脊髄上部であればあるほど圧迫部より下部領域に症状が出るため全身に現れやすいでのが特徴です。こりや不快感で留まる人もいれば、四肢の痺れや知覚障害・指先の細かな作業が難しくなったり、排尿排便の機能低下や痙性歩行(膝を曲げることができず足を振り出すような歩き方)になったりなどの症状がみられる場合があります。
また、骨化の部位が関節にまたがる場合は動作制限もおこります。どの部位に骨化が起こり、かつ神経を圧迫するかしないかが緊急性が高いかどうかの指標になります。

 

後縦靭帯骨化症 治療

この靭帯の骨化は必ずしも重篤な症状が出るとは限らず、たまたま撮ったレントゲンで発覚したというのも珍しくありません。
症状が小さい時は筋弛緩剤や消炎鎮痛剤などの薬を用いたり、手技療法や脊柱の牽引を行ったりすることで、骨化した部分への圧力をなるべく減らす治療が行われたりします。
ただ、骨化が自然に治癒することはなく、骨化そのものの治療法も確立されていないため要経過観察となります。なるべく激しい運動や負担のかかる姿勢・動作を避けることで症状悪化を防ぎ、様子をみることが多いようです。頚部の場合はカラー着用も有効ですが、あまり依存することで逆に筋力の低下につながることもあるたね注意が必要です。
骨化が進行し、つよい脊髄症状が出たり、患部が頚で全身に症状が発生するリスクがある場合で一定以上の骨化がみられた場合は外科手術により椎孔を広げる手法や、骨化した部分を切り取るような手術を行うことがあります。
一度手術を行えばかなりの症状改善が見込めるので、変に骨化を残して転倒・事故などの強い衝撃が加わり骨化した部位が折れてしまい重篤な状態になるよりは早目の対応をとることが望ましい場合もあるため、ドクターとよく相談して治療方針を決めていくことが大事になります。

 

                     

当院ではこの頚部後縦靭帯骨化症(OPLL)でも、あまりにも頚・肩周りの筋肉の張りがつよく受診している患者様が何人かおられます。骨化部位に負担がかからない周囲からのアプローチで患部周囲の筋の緊張を緩和することもできるのでご相談下さい。
頚部の不調や、肩こり腰痛むちうちをはじめとした交通事故でのケガなどお身体の不調は、仙台市太白区仙台南インター近くにありますイオンスーパーセンター鈎取店2Fの、もみの木整骨院仙台鈎取店までご相談下さい!

 

ブシャール結節

2014.08.09 | Category: 疾患・症例解説

 
 

ブシャール結節とは?

 

本日いらした患者様で「ブシャール結節」という診断を受けた患者様が来られましたが、皆様はこの指の変形をさすブシャール結節という名前ご存じですか?僕も久々に聞いた名前でした(笑)
今回はこのブシャール結節について書いていこうと思います。

 

ブシャール結節とは、手の指に起こる腫れ・変形の1つで、指のPIP関節(下図参照)に症状が発生したものをいいます。
PIP関節部の腫れ・痛み・赤み・水ぶくれ(ミューカシストと呼びます)・骨の変形・動作時のこわばり等が主な症状で、パッと見は指に起こる変形・動作時のこわばりなどから関節リウマチと間違えやすいです。しかし、リウマチ特有の朝のこわばりや指の付け根・手首などの関節破壊はみられません。
明らかな原因は不明のようですが、40歳以降の女性に多く、指の使い過ぎやホルモンバランスの乱れ・甲状腺機能の異常・遺伝などが関係しているのでは?と言われています。
リウマチと違い、予後はそれほど心配はいらないようですが見える場所なので、「見た目」が問題です。
対処方法としては、痛みがある場合は湿布やテーピング固定などが一般的に行われる処置のようです。

ちなみに、当院にいらっしゃった患者様は30代後半の女性で甲状腺の疾患をお持ちの方でした。主訴は指ではなく、頚部の負傷での来院でした。数か月前に指の痛みと変形があり病院を受診し、検査をおこなった際にブシャール結節と診断をうけたそうです。

似たような症例で第2~5指のDIP関節(下図参照)に腫れ・変形・痛みをきたす疾患で「ヘバーデン結節」というものがあります。これもリウマチと違って症状はDIP関節にのみ起こる疾患です。
もしこのような症状があった場合は一度検査を受けられることをおすすめします。もちろん当院でもこの症状が疑われる場合は、患者様にしっかりと疑われる理由をお伝えし、病院での検査をすすめております。

 

手

腓骨筋腱脱臼

2014.08.02 | Category: 疾患・症例解説

 
 

腓骨筋腱脱臼

 

最近いらした患者様の症例を紹介します。

 

 

(患者情報)

 

高校生で、陸上部所属。連日ハードな練習を頑張ってこなしている女の子です。

以前から捻挫はクセになっていて、足関節は不安定。過去にシンスプリントアキレス腱炎で治療をうけていたことがあり、来院は久しぶりでした。

 

 

(自覚症状)

 

ここ数週間で外踝(そとくるぶし)のあたりが痛いことがある。また、以前から練習で走っているとコリッとするような感じがすることがあり、痛みが出るときと出ないときとがあった。痛みが強烈ではなく、負傷(疼痛発生)と寛解を繰り返していた。

 

 

(来院までの経緯)

 

大会が近く、練習もハードになり痛みが出やすくなったため大事をとって整形で検査をした。
検査の結果、「腓骨筋腱脱臼」と診断され、今は保存療法で様子をみるが大会が終わりオフシーズンに入ったら手術を勧められた。
医師からは、痛かったら無理をしないようにとの指示と湿布の処方。また、整骨院などでの腓骨筋を含む下腿筋群全体の筋緊張をとるように、との指示があり当院を受診。

 

 

(腓骨筋腱脱臼とは?)

腓骨筋の走行:

腓骨筋は長・短二種類の腓骨筋があります。脱臼を起こすのは殆ど長腓骨筋になります。
脛骨(下腿)の外側から足関節外顆(外くるぶし)外側をひっかけるように走行し、第四中足骨付近に付く筋肉です。

 

 

脱臼を起こすと?:

 

急性期には外踝(外くるぶし)へ腫脹などの炎症がおきて疼痛が発生します。脱臼しても腱が自然に整復されていることも多く、足関節捻挫に似た症状を呈するため注意が必要です。
鑑別は足関節を30°底屈かつ内反位として、第五中足骨を圧迫して腓骨筋腱を引出して脱臼を誘発する方法があります。

 

 

長腓骨筋

 

 

 

治療:

 

脱臼をおこしてから長時間経過したケースや、再発を繰り返す場合は手術をおこなうケースが多いようです。

また、ケガをして二週間以内であれば保存療法にて固定を行い、その後筋力訓練・ストレッチなどで様子をみることが多く、腓骨筋および足関節の柔軟性が非常に重要なので、運動後のストレッチやテーピングによる固定で予防するのが望ましいです。

 

当院では筋の緊張緩和と股関節の柔軟性も確保し、なるべく負荷のかからない身体づくりのためストレッチやテーピングでの固定を指導しました。また、テーピングはアーチサポートも取り入れておこないました。

無事に大会を終えれるように全力でサポートしていきたいと思います。

今回は医師の診断後の受診でしたが、発生機序と痛み・炎症部位が足関節捻挫と似ているため受傷後初受診が当院であった際に、きっちりと精度の高い鑑別ができるように改めて気を引き締めていこうと思わされた症例でした。

当院へのアクセス情報

所在地〒982-0805 宮城県仙台市太白区鈎取本町1-21-1
イオンスーパーセンター鈎取店2F
駐車場イオンの駐車場をご利用下さい(多数あり)
予約お電話でのご予約が可能です
電話番号022-243-2523
休診日なし


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